フトアゴヒゲトカゲの特徴と生体
飼い方を説明する前にまずはフトアゴヒゲトカゲの生態について知りましょう。
温厚な性格と、丈夫な体を持ったフトアゴヒゲトカゲは、モルフの多彩さも魅力の一つです。
分類
トカゲ目 / アガマ科 / フトアゴヒゲトカゲ属
学名
Pogona vitticeps
食性
雑食 (成長に伴い雑食性が強くなる)
適正温度
20~30° (バスキングスポットは35~40°)
全長
約40~50cm
平均寿命
10年~15年
価格相場
1〜5万円 (モルフによってはさらに高額)
飼育用品とレイアウト
大きくなると40cm以上になるフトアゴヒゲトカゲには90cm以上のケージを用意します。
ケージの温度に勾配をつけ、暖かい場所、涼しい場所を作ることが大切です。
流木
バスキングライト
バスキングスポット
紫外線ライト
湿温度計
餌入れ・水入れ
床材
パネルヒーター
紫外線ライト
床材
ガラスのケージはそのまま使用すると、引っ掛かりがなくうまく歩くことができません。なので、床材と呼ばれる専用の砂を使用します。
バスキングライト
バスキングスポット
バスキングスポットには温度を保ちやすい石や、レンガなどを使用します。
パネルヒーター
パネルヒーターはケージ底部分に設置する薄型のヒーターです。
エアコンで部屋の温度を常に管理している場合はこれだけでも最適な温度に持っていけるかもしれません。
餌入れ・水入れ
餌、水を入れる容器です。重さがあり動きにくく手入れしやすいものを選びましょう。
流木
ケージ内に影を作ってあげるために流木などのアクセサリー類を配置してあげましょう。
湿温度計
ケージ内の温度、湿度を確認します。
最適な温度と湿度
昼間は28~35°、夜間は23~25° 湿度は60~70%を目安に調整します。パネルヒーターで十分な温度が確保できない場合、保温球や上部に設置するヒーターを使います。
ケージ内に暖かい場所と涼しい場所を作り、自分で体温調整ができるようにします。
フトアゴヒゲトカゲの餌
雑食生でなんでもよく食べるフトアゴヒゲトカゲ。
小さい時は主に昆虫食で大きくなるにつれて雑食背が強くなります。人口フードでも飼育が可能で、慣れてくると直接、手からも食べてくれます。
※食べてはいけない野菜や果物もあるので注意が必要です。