レオパことヒョウモントカゲモドキは愛くるしい表情と飼育難易度の低さから人気のペットヤモリです。
ガッキーをはじめとした芸能人が飼育していることでも人気を呼び、多くのペットショップでも販売されています。
今回はそんなヒョウモントカゲモドキがなつくのかと言う疑問の解決と、なつかせるための飼育方法などもあわせてご紹介します。
ヒョウモントカゲモドキの詳しい飼育方法については他の記事で詳しく説明しています。
なつくのではなく「慣れる」
まず結果から解説すると、なつくというよりは「慣れる」です。
これは爬虫類全般に言えることですが、人間に懐くことはなく、人間の存在に慣れるということです。
しかし「ベタ慣れ」と呼ばれる状態になれば、人間からすれば「懐いている」ととれるぐらいなれてくれます。
なれてもらう方法
ではなれてもらうにはどうすれば良いでしょうか?
爬虫類を初めて飼育する方でも簡単に実践できる方法をまとめてみました。
人間は敵ではないと分かってもらう
ケージの近くでよく観察しましょう。
初めは自分より何倍も大きい人間が近づいてくるとビックリしてしまうレオパも、人間がいることが当たり前と思ってもらうことで、人間に対する警戒心が薄れます。
半透明のケージなどで飼育されている方も多くいらっしゃいますが、透明のケージで飼育した方が効果的です。
また、ペットショップで販売しているある程度育った生体は、いつもお客さんに見られている環境もあり、元から人間に慣れている生体が多いです。
餌を直接与える
これは手で与えると言う意味ではなく置き餌をやめましょうと言う意味です。
餌皿に餌を入れて放置するよりも、ピンセットなどで直接給仕してあげましょう。
これになれてくると、飼い主さんがケージに近づいただけで、目を見開いて寄ってくるようになってくれます。
餌を与える際のピンセットは生体を傷つけにくい竹製のものがおすすめです。
適度なハンドリング
ハンドリングとは手に乗せたり触れ合うことを言います。
短時間のハンドリングを時間をかけて繰り返し、人間の手に慣れてもらいましょう。
いきなり上から掴んだりしては、レオパが驚いてしまい逆効果です。
まずはケージ内に手を入れて寄ってくるのをじっと待ってみましょう。
手に登ってきたりすれば、ケージから出してスキンシップをとりましょう。
焦って短時間で慣れてもらおうとは考えず、じっくり時間をかけてもらうことが大切です。
ハンドリングの際の注意点
ハンドリングをする際に強く掴んでしまうとビックリして噛み付いたりしてしまいます。
中でも、尻尾の部分を強く握ったりしてしまうと、自切と言って自ら尻尾を切り離してしまうことがあります。
尻尾は再び生えてきますが、元通りの形にはならないことを理解して気をつけてハンドリングを行いましょう。
それでも慣れない場合は…
それはそれで可愛いじゃないか!と割り切りましょう。
どれだけ対処しても慣れない個体は慣れません。無理して慣れさせるより、個性として受け取りましょう。
中でもアルビノ系のモルフは目が悪い個体が多く、人間の手を認識せず、動くものを餌だと思って噛み付いてしまう個体も存在します。
どうしてもスキンシップを取りたい人は、購入前に店員さんなどに許可を取り確認してから迎え入れましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
少し難しいように感じてしまった方もおるかもしれませんが、ペット爬虫類の中ではかなり慣れやすく、スキンシップも取りやすい種類です。
- 人間は敵ではないと分かってもらう
- 餌を直接与える
- 適度なハンドリング
上記のことを意識して飼育することで、スキンシップを取りやすい個体に育て上げましょう。