皆さんは爬虫類を飼育する上で、犬や、猫みたいになついてほしいと思ったことはありませんか?
ペットとして愛情を持って飼育する以上一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
基本的に爬虫類は人間に「なつく」ということはなかなかありませんが、フトアゴヒゲトカゲはペットリザードの中でもスキンシップを取りやすいトカゲです。
今回はそんなフトアゴヒゲトカゲにできるだけなついてもらう(慣れてもらう)飼育方法をご紹介します。
フトアゴヒゲトカゲの飼育方法に関しては他の記事で詳しく紹介しています。
爬虫類はなつくより「慣れる」
フトアゴヒゲトカゲだけではなく、爬虫類全般に言えることではありますが「なつく」と言うよりは「慣れる」と言う表現の方が正しいかと思います。
100%懐かないとは言い切れませんが基本的にはそう考えましょう。
フトアゴヒゲトカゲは犬や猫などと違い、野生下でも群れることはなく、子育ても行いません。
しかし、正しい飼育方法、スキンシップの取り方を実践することで、「慣らす」ことはできます。
フトアゴヒゲトカゲは人になれやすいと言うこともあり、小さい頃から飼育してきちんとならしておけば、「懐く」と言っても過言ではないほどなれてくれます。
なれさせる飼育方法
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ではなれさせるために飼い主にできることはなんでしょうか?
今回は実際に私がフトアゴヒゲトカゲに慣れてもらうまでに実践した方法をいくつか紹介させていただきます。
ベビーから飼育する
これは他の生き物でも言えることですが、やはり小さい時から飼育した方が慣れやすい印象です。
もちろん小さい時から飼育しても、間違った飼育方法をすれば凶暴になることもありますし、そもそも人間と同じで1匹1匹異なった性格を持っているので当然個体差はあります。
しかし、ベビーから飼育することにより、今から紹介する「慣らし方」の効果も出やすくなってきますので、できれば小さい時から飼育してあげましょう。
目につく場所にケージを置く
まずは人間の存在に慣れてもらうことが必要です。
一番簡単な方法は、飼い主さんがいつも見える場所にケージを置くことです。
これにより、人間がいるのが当たり前になり、恐怖心がかなり薄れます。
餌は直接与える
置き餌ではなく、直接餌を与えましょう。
爬虫類用のピンセットなどからでもいいので、直接与えることで、飼い主さんがケージ前に来ると「餌くれー!」と言った感じで寄ってきてくれるようになります。
私は試したことがありませんが↓のレプタイルピューなどを試してみるのも良さそうです!
フトアゴチュール
— リな (@nkhc_122) August 10, 2021
めちゃくちゃ食い付きよい????♀️????#フトアゴ #フトアゴヒゲトカゲ#爬虫類 #爬虫類好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/6n5TWtQ6M7
適度なハンドリング
ハンドリングとは、手に乗せたり、触れ合ったりすることで、フトアゴヒゲトカゲはペットとして飼育されている爬虫類の中でもかなりハンドリングがしやすい種類です。
小さい時から定期的に触れ合いましょう。
最初からガッと掴んだりしてしまうと、トラウマを植え付けてしまうこともあるので、嫌がる個体には無理せず少しづつ慣れさせていきましょう。
私の経験からすると、ベビーの間は触ろうとしたら逃げたり、威嚇してきていても、大きくなるにつれて大人しくなっていく印象です。
ハンドリングを嫌がる個体もいますが、焦る必要はありません。
積極的に部屋んぽしよう!
ケージから出たがったり、ケージの外に興味を持っている個体は積極的に部屋に出してあげましょう。
運動不足の解消にもなりますし、人間に対する警戒心が薄れることが多いです。
私は部屋んぽ中に野菜を与えていたのですが、冷蔵庫を開けるだけで走って寄ってくるまでになりました。
部屋んぽの際には間違えて食べてしまうようなものがないか確認してからにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
せっかくフトアゴヒゲトカゲを飼うなら「ベタ慣れ」を目指したいはずです。ぜひ今回紹介した方法を試してみて下さい。