ヒョウモントカゲモドきはペットとして飼育されている爬虫類の中でも人気が高く、人になれやすく飼育しやすい種類のペットヤモリです。
今回はそんなヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼育方法やおすすめの飼育用品をご紹介します。
まずはどんな生き物か知ろう!
ヒョウモントカゲモドきは名前の通り豹柄の体表が特徴的で、トカゲのように見えますがヤモリです。
普通のヤモリと違い、壁を這ったりすることはなく、基本的に地上で生活するヤモリになります。
またプリップリの尾には栄養を蓄えています。
大きさ
11cm~15cmほどに成長します。
中にはジャイアントと呼ばれる普通の個体より一回り大きくなるモルフ(品種)も存在します。
寿命
寿命は13~18年ほどで、飼育下では平均15年程です。
正しい飼育方法を理解して飼育することで長生きにつながりますし、誤った飼育方法を行うと短命になってしまうこともあります。
値段
一般的なヒョウモントカゲモドキは1万円前後で取引されています。
しかし、ヒョウモントカゲモドには数多くのモルフ(品種)が存在し、10万円を超える品種も存在します。
値段にはかなりのばらつきがありますが、品種の多さも人気の理由の一つです。
人になつく?
爬虫類全般に言えることですがなつくというよりは慣れます。
直接エサを与えたり、正しい方法のハンドリングを行うことで、人になれやすい個体を育てることができます。
人になれやすいヒョウモントカゲの育て方については他の記事で詳しく解説しています。
必要な飼育用品
ヒョウモントカゲモドの飼育が決まったら飼育用品を揃えましょう。
できればお迎えする前に全て揃えておきましょう。
ケージ
飼育ケージはレプタイルボックスという30cm x 20cmのものが定番で見た目も綺麗でおすすめです。
余裕を持って飼育したい方や、レイアウトを楽しみたい方は大きめの飼育ケージや、水槽でもいいですがその分温度管理のハードルは多少上がります。
床材
アクリルや水槽のケージには引っ掛かりがなくうまく歩けないので床材を敷いてあげましょう。
メンテナンスが楽なペットシートや、保湿がしやすいソイル、見た目が美しい砂系など様々な種類が存在しそれぞれにメリット、デメリットがあります。
床材に関しては他の記事で詳しく紹介しています。
水入れ
飲水を入れる水入れを用意してあげましょう。
倒れたりしないしっかりとした水入れを用意しましょう。
温度管理用品
ヒョウモントカゲモドキは変温動物と呼ばれ、外気温の影響で体温が上がったり下がったりしてしまします。
最適に過ごせる23℃~32℃を常に保ってあげる必要があります。
夜間は18℃〜24℃まで下がっても問題ありません。
ケージも小さいことからパネルヒーターだけでも温度が保てることが多いですが、それでも温度が保てない場合はエアコンで管理したり、上部に設置するヒーターなどで管理するようにしましょう。
湿度管理用品
湿度は60%~70%が理想的です。
一般的にはウェットシェルターと呼ばれる素焼きのシェルターが用いられ、シェルター上部に水を入れることでシェルター内の湿度を上げます。
温度と同じでケージ内に湿度が高い場所と、低い場所を作ることができ、生体は必要に応じてケージ内を移動できます。
パネルヒーターの上にウェットシェルターを置いてしまうとケージ内がサウナのような状態になってしまうので設置場所には注意が必要です。
湿温度計で湿温度を把握しましょう。
ケージ内の湿温度が一目でわかるように湿温度計を設置しましょう。
最近はデジタルのものが多いですが、壊れにくいアナログのものがおすすめです。
ライトは必要?
爬虫類の飼育をする上でよく使われるUVBライト、バスキングライトはヒョウモントカゲモドキには必要ありません。
餌
ヒョウモントカゲモドキは昆虫食製の爬虫類です。
コオロギやミルワーム、デュビアなどの昆虫に不足しがちなカルシウムパウダーをまぶして与えましょう。
ペットショップなどで生体お購入する際に今までどんなエサを食べていたか聞いておくと良いかもしれません。
人口フードもしっかり食べてくれる個体なら餌のハードルが下がります。
人口フード
虫が苦手な方は人口フードと言う選択肢もあります。
購入以前から人口フードを食べる子や、小さい時から人口フードを与えることでよく食べてくれます。
栄養価も高く、それだけで飼育する方もいますが、やはり活餌もたまには与えた方が良いでしょう。
与え方についてはこちらから↓
エサを与える頻度
ベビーの間は毎日食べるだけ与え、生後半年ほどからは2~3日程度与えましょう。
しかし同じ餌の量でも肥満体型になってしまう個体もいるので様子を見ながら調整しましょう。
繁殖
ヒョウモントカゲモドキは繁殖も比較的簡単です。
両親の遺伝子の組み合わせでさまざまなモルフを誕生させることもできます。
しかし一回の交尾で3~5回ほど産卵します。
責任を持って繁殖し、子供たちを育てる自信がない場合や、行き先が決まってない場合は繁殖させないようにしましょう。
繁殖方法、卵の管理方法についたはこちらをご参考ください。
注意点
繁殖を目的としたオスメスのペアリングを除いて、多頭飼いはやめましょう。
飼育コストは頭数分かかりますが1匹づつ別のケージで飼育しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の中でも飼育難易度が低く、用意する飼育用品も少ない初心者にはうってつけの爬虫類です。
特徴と、飼育方法をきちんと理解して正しく飼育することで長年のパートナーになります。