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ガーゴイルゲッコーとは?飼育環境・必要な用品・モルフと価格・繁殖のコツを詳しく解説

ガーゴイルゲッコーの基本|飼育方法、餌、販売価格、モルフなどまとめ

ガーゴイルゲッコーは、そのユニークな見た目と飼育のしやすさから、多くの爬虫類愛好家に愛されています。
特に初心者にも飼いやすく、長寿命で手間も少ない点が魅力です。本記事では、ガーゴイルゲッコーの基本情報、豊富なモルフ、最適な飼育環境、必要な用品、おすすめ商品、繁殖方法までを網羅的に解説します。これを読めば、ガーゴイルゲッコー飼育のすべてが分かります!

ガーゴイルゲッコーの基本情報

ガーぎるるげっこーの基本情報|ノーマルも流布のガーゴイルゲッコー

ガーゴイルゲッコー(Rhacodactylus auriculatus)は、ニューカレドニアに生息するヤモリの一種です。
その名の通り、「ガーゴイル(石像)」を思わせるゴツゴツとした外見が特徴で、多彩な模様と飼育のしやすさから、多くの爬虫類愛好家に支持されています。

項目詳細
学名Rhacodactylus auriculatus
生息地ニューカレドニアの森林地帯
体長15~20cm(成体)
体重35~65g
寿命15~20年
活動時間夜行性
適した温度22~26℃
適した湿度50~70%

生息環境と生活習性

ガーゴイルゲッコーは、ニューカレドニアの湿度の高い森林地帯で、樹上生活を送る種です。
日中は木の隙間や葉の陰で休み、夜になると活発に活動を始めます。飼育環境でもこの習性を再現することが重要で、高さのあるケージや湿度の維持が欠かせません。

モルフの種類と価格相場

ガーゴイルゲッコーのモルフと販売価格

ガーゴイルゲッコーは、多彩なモルフ(品種や模様)を持つことで知られています。
以下に、代表的なモルフとその特徴、価格相場をまとめました。価格は参考値であり、店舗や個体の状態、希少性によって変動することをご留意ください。

代表的なモルフと価格

モルフ特徴価格相場
ノーマル(レティキュレート/マーブル)網目状や大理石模様が特徴的な一般的なモルフ20,000~30,000円
ストライプ背中に縦方向のストライプ模様を持つ30,000~50,000円
スーパーストライプ手足や尾にまで及ぶ複数の縦縞を持つ50,000~80,000円
バンデッド横方向の帯状模様を持つ30,000~50,000円
レッドストライプ鮮やかな赤い縦縞模様を持つ70,000~150,000円
オレンジストライプ鮮やかなオレンジ色の縦縞模様を持つ60,000~140,000円
ベーコン(レッド&オレンジ)赤とオレンジの両方の色彩を持つ希少なモルフ80,000~160,000円
ホワイトマーブル白色の大理石模様を持つ美しいモルフ50,000~100,000円

飼育環境の基本と必要な用品

ガーゴイルゲッコーが快適に過ごすためには、自然に近い環境を再現することが重要です。
彼らはニューカレドニアの森林地帯で樹上生活を送っており、適切な温度、湿度、高さのあるケージ、隠れ家などを用意する必要があります。

適切な温度は22~26℃で、夜間に多少下がることは問題ありません。
湿度は50~70%を維持することが理想です。
高低差を持たせたケージ内のレイアウトを整えることで、ゲッコーにとってより自然な環境を再現できます。

ケージ

ガーゴイルゲッコーの住処となるケージは、樹上生活に適した高さ45cm以上のガラス製がおすすめです。
透明な素材のケージは観察も楽しめ、湿度管理がしやすい点が魅力です。

おすすめ商品|エキゾテラ グラステラリウム 3045

「エキゾテラ グラステラリウム 3045」は、高さ45cmの設計が特徴で、樹上生活を送るゲッコーに最適です。
湿度を逃しにくく、前面開閉式ドアで掃除や餌やりも簡単です。

床材

湿度を維持し、見た目にも自然な雰囲気を演出する床材は、ガーゴイルゲッコー飼育に欠かせません。

おすすめ商品|あに〇 爬虫類 床材 ハスクチップ 10L

このヤシガラ素材の床材は、湿度を維持しやすく掃除も簡単です。自然な質感がケージ内を美しく仕上げます。

水入れ

ガーゴイルゲッコーの水分補給や湿度管理のために、水入れは必須アイテムです。
安定感があり、掃除がしやすいものを選びましょう。

おすすめ商品|レプタイルフードトレイ

「レプタイルフードトレイ」は、低重心設計でひっくり返りにくく、スムーズな表面加工で掃除も楽な実用的な水入れです。
シンプルなデザインでケージ内のレイアウトとも調和します。

温度管理用品

温度を一定に保つことは、ガーゴイルゲッコーの健康維持に欠かせません。
特に冬場や室温が下がる場合には、パネルヒーターが便利です。

おすすめ商品|レプタイルヒートM 爬虫類用ヒーター

「レプタイルヒート」は、局所的な温度管理に適しています。
省エネ設計でランニングコストも抑えられます。

サーモスタット

温度を自動で管理するために、サーモスタットは非常に便利なアイテムです。
特に初めて飼育する方や、日中家を空けることが多い方にはおすすめです。

サーモスタットを利用することで、ケージ内の温度を一定に保つことができ、ガーゴイルゲッコーの健康をより確実にサポートできます。おすすめの製品や詳しい情報は、以下の記事をご参照ください。

サーモスタットの詳細とおすすめ製品はこちら

レイアウト用品(流木・観葉植物)

立体的なレイアウトを作ることで、ゲッコーの行動範囲を広げ、ストレスを軽減できます。
流木や観葉植物を活用して、自然に近い環境を再現しましょう。

おすすめ商品|ジャングルヴァインS

「ジャングルヴァインS」は、登れる木材としてレイアウトに最適です。
自然な見た目と手軽な設置が魅力です。

飼育セット

必要な用品を一つひとつ揃えるのが面倒な方には、飼育セットがおすすめです。
セットには基本的な用品が含まれているため、初心者にも手軽に飼育を始めることができます。

おすすめ商品|エキゾテラ 飼育セット レインフォレストS

この飼育セットは、ガーゴイルゲッコーの飼育に必要なケージ、床材、照明、温度管理用品がまとめて揃っています。
購入後すぐに飼育環境を整えられる点が魅力です。必要に応じて、水入れや追加のレイアウト用品を揃えるとさらに充実した環境を作れます。

照明の役割と選び方

ガーゴイルゲッコー飼育における照明の利用については、飼育者の間で意見が分かれることがあります。一部の飼育者は、夜行性のガーゴイルゲッコーに紫外線照射は必須ではないと考える一方で、適切な紫外線照射が健康維持に役立つとする意見もあります。どちらを選ぶにせよ、生体の様子を観察し、最適な環境を提供することが重要です。

照明の役割

日光浴(バスキング)用
紫外線照射によりビタミンD3を生成し、カルシウム吸収を助ける役割を果たします。代謝を活性化し、クル病(代謝性骨疾患)の予防にもつながります。

自然光用
ガーゴイルゲッコーに昼夜のリズムを提供するため、自然光に近いLEDライトを利用する方法も推奨されます。

紫外線ランプのおすすめ

ガーゴイルゲッコーの健康をサポートするために、適切な紫外線量の照射が可能なランプを選びましょう。
紹介したケージ「エキゾテラ グラステラリウム 3045」に適した製品はこちらです。

エキゾテラ 紫外線ランプ コンパクトトップ

紫外線照射と自然光の再現が可能なランプ。3045ケージにぴったりフィットし、取り付けも簡単です。

バスキングランプのおすすめ

日局所的な暖かいスポットを提供するバスキングランプも用意すると良いでしょう。

GEX エキゾテラ バスキングスポットライト 50W

温度勾配をつくるのに最適なバスキングランプ。
紫外線が弱めでガーゴイルゲッコーにも安心して使用できます。

餌と給餌頻度

ガーゴイルゲッコーの餌と餌の頻度

ガーゴイルゲッコーは雑食性で、果物や昆虫を好みます。
自然界では果実や小さな昆虫を捕食していますが、飼育環境では人工フードを主食とし、補助的に昆虫や果物を与えるのがおすすめです。

主な餌の種類

人工フード
バランスの取れた栄養が含まれており、初心者にも扱いやすい餌です。特にPangeaやRepashyなど、ゲッコー専用に開発された製品が人気です。

昆虫(補助食)
コオロギ、デュビアローチ、シルクワームなどが良い選択肢です。必ずカルシウムパウダーをまぶして与え、栄養バランスを整えましょう。

果物(補助食)
バナナやマンゴーなど、甘い果物を細かく刻むかペースト状にして与えます。ただし糖分が高いので頻度は控えめに。

おすすめ商品Repashy Crested Gecko MRP 170g

高品質なゲッコーフードで、果物を主成分としつつタンパク質やカルシウムなどの必要な栄養素をしっかり補えます。
特に活発な個体や繁殖を目指す場合におすすめです。水に混ぜるだけで簡単に調理でき、保存も便利です。

給餌頻度

幼体(0~12か月)
毎日少量のゲッコーフードや昆虫を与えます。果物は2~3日に1回が目安です。

成体(12か月以上)
2~3日に1回、商業用ゲッコーフードを与えます。昆虫や果物は週に1回程度を目安に追加します。

注意点

昆虫は生きたままで与えるとゲッコーの捕食行動を促進しますが、残った場合は必ず回収してください。
果物は痛みやすいため、一度に与える量を調整し清潔を保つことが重要です。また、商業用フードは水分を多めに含ませると個体の食いつきが良くなります。

寿命を延ばす飼育のコツ

ガーゴイルゲッコーは適切な環境を整えることで、15~20年という長寿を楽しめるペットです。
以下のポイントを押さえましょう。

適切な温度と湿度を維持
22~26℃の温度と50~70%の湿度を保つことが重要です。
湿度不足は脱皮不全の原因になるため、定期的に霧吹きを行い、湿度が安定するようケージ内に観葉植物を配置します。

バランスの良い餌の提供
商業用ゲッコーフードを主食とし、昆虫や果物で変化をつけることで栄養バランスを整えます。
カルシウムとビタミンD3の補給も忘れずに。

清潔な環境を維持
糞や餌の残りは毎日取り除き、ケージ全体は週1回程度、専用クリーナーで清掃しましょう。
水入れは特に汚れやすいので毎日洗浄することが望ましいです。

ストレスを軽減
過度な触れ合いやケージの振動を避けることで、ストレスを軽減できます。
特に環境の変化には敏感なため、レイアウトの大きな変更は最小限に抑えましょう。

繁殖と卵の管理方法

ガーゴイルゲッコーのの繁殖方法

ガーゴイルゲッコーは比較的繁殖が容易な種ですが、成功には適切な準備と管理が必要です。

繁殖期と条件
繁殖期は春から夏にかけてで、この時期にオスとメスを同じケージに入れます。
温度を25~28℃、湿度を60~80%に維持することで、メスが産卵しやすい環境を作ります。

産卵と卵の管理
メスは約4~6週間ごとに2個ずつ卵を産みます。
産卵後、卵を湿ったバーミキュライトに移し、28℃前後で孵化器に保管します。湿度が70~80%になるよう調整し、乾燥を防ぎましょう。孵化には約60~80日かかります。

注意点

オスとメスを同居させる期間は、交尾後すぐに終了するのがベストです。
長期間の同居はストレスやケガの原因になることがあります。

クレステッドゲッコーとガーゴイルゲッコーの違い

ガーゴイルゲッコーとクレステッドゲッコーは、どちらもニューカレドニアに生息するヤモリで、飼育しやすいことから人気がありますが、それぞれに特徴的な違いがあります。

項目ガーゴイルゲッコークレステッドゲッコー
学名Rhacodactylus auriculatusCorrelophus ciliatus
生息地ニューカレドニアの森林地帯ニューカレドニアの森林地帯
外見ゴツゴツした外見で「ガーゴイル(石像)」のような姿頭部や背中に「クレスト(突起)」を持つ滑らかな外見
体長15~20cm(成体)20~22cm(成体)
体重35~65g40~80g
寿命15~20年15~20年
飼育難易度初心者向け初心者向け
性格個体によるが、比較的おとなしい人懐っこく飼育しやすい
モルフの種類多彩で個体差が大きい多彩で人気の高い種類が豊富
適した温度22~26℃22~26℃
適した湿度50~70%50~80%
比較のポイント

・クレステッドゲッコーは滑らかな体表と突起が特徴で、人慣れしやすい性格が飼育しやすい理由です。
・ガーゴイルゲッコーはゴツゴツした外見と独特の模様が魅力的。

まとめ

ガーゴイルゲッコーは、個性的な見た目と飼育のしやすさから、多くの爬虫類愛好家に支持されています。彼らの自然環境を再現し、適切な温度・湿度の管理、バランスの良い餌の提供、そして清潔なケージを維持することで、長寿命で健康的に育てることができます。

飼育のポイント

  1. 樹上生活に適した高さ45cm以上のケージを用意し、自然なレイアウトを作る。
  2. 温度は22~26℃、湿度は50~70%を保つ。パネルヒーターやサーモスタットを活用する。
  3. 人工フードを主食とし、昆虫や果物で栄養バランスを補う。
  4. 繁殖を目指す場合は、繁殖期に適切な環境を整え、産卵後は卵を湿度管理された環境で保管する。
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