わんちゃんみたいにトカゲだって散歩させてあげたい!と思ったことはありませんか?
今回はフトアゴヒゲトカゲのお散歩についてご紹介します。
やっぱりケージ内の紫外線ライトより、本物の太陽を浴びさせてあげたいし、季節によると「たんぽぽ」などフトアゴヒゲトカゲが好む野草もあるかも。
しかし、一般的にトカゲは散歩させません。
これからご紹介するお散歩の方法や、注意事項をしっかり理解していただいた上で挑戦してみてください。
フトアゴヒゲトカゲは外で散歩できる?
結論から言うと可能です。
前述したように本物の太陽を浴びさせてあげることもできるし、運動もできメリットはたくさんあります。
しかし、危険も隣り合わせになるので注意して散歩しましょう。
散歩する上での注意事項
これを読んでいるあなたは爬虫類が好きか、好きでなくても抵抗がない方がほとんどだと思いますが、それは悲しいことにまだまだ「少数派」であることをしっかりと覚えておきましょう。
中型のトカゲとはいえ、普段日本で生活している人が自然下で見るトカゲのサイズはせいぜい「カナヘビ」程度。
読者の皆さんが連れているフトアゴヒゲトカゲは知らない人からすると「デカイトゲトゲのトカゲ」なのです。しかもそれに紐をつけて散歩させているのです。
少なからず恐怖を覚える人もいるはずなのでその辺はわかった上で散歩しましょう。
逃げないように爬虫類用ハーネスをつける
トカゲにハーネス?と思われるかもしれませんが専門のハーネスが存在します。
知らない方が多いかもしれませんが、脱走したトカゲは通報が入り警察が保護すると「落とし物」として扱われるので、専門的な知識がない警察官の元でカゴに閉じ込められてしいます。
そんなことも踏まえハーネスは必ず着用しましょう。
▼爬虫類専用に作られたハーネスの中ではこれが一番おすすめ!
道端の植物は食べさせないほうが無難
屋外を散歩させていると、フトアゴヒゲトカゲにとって魅力的な野草が目に入ると思います。
しかしその野草は毒性を持っている可能性もあるし、田畑に隣接したあぜ道になると農薬が多く吹きかけられている可能性もあります。
十分な知識を持った上で、安全な植物を選別できる場合を除いて、わざわざ野草を与える必要はなさそうです。
部屋の中のお散歩「部屋んぽ」がおすすめ
フトアゴヒゲトカゲを広々した空間で自由に歩いたり走ったりして欲しい時は「部屋んぽ」がおすすめです。ご自宅などでフトアゴヒゲトカゲを放てるスペースを作り、しっかりと見守りながら部屋んぽさせてあげましょう。
小さなものは届かないところに
部屋んぽする上で最も気をつけなければならないのが「誤飲」です。
小さなものを餌だと勘違いして飲み込んでしまうと大変なことになってしまうので人間の赤ちゃん同様口に入るサイズのものは届かないところに置いておきましょう。
散歩スペース内に爪を引っ掛けれる壁や家具があると、結構登って行けるので注意しましょう。
日光浴だけならケージに入れてベランダで
日光浴だけをさせてあげたいならケージに入れて日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
その時のケージは、脱走することができないものを選び、影になる場所も作ってあげましょう。
できればバスキングスポットも作ってあげたいところです。
日光浴させる時間は長くても30分程度にしておきましょう。
この時のケージはウサギなどの小動物に使われる金網タイプのものが個人的にはおすすめです。
一台持っておくと、ケージの清掃中なんかにも使えて意外と活躍しますよ!
うちの放し飼いだったフトアゴは、、、
ちなみに我が家では、昔私が一人暮らしだった時に一部屋まるまるフトアゴに与えて放し飼いをしていたことがあります。(おすすめはしない笑)
その時は室温をエアコンで管理し、ベランダでいつでも日光浴ができるようにしていました。
フトアゴヒゲトカゲを含む爬虫類は「懐く」ではなく「なれる」と言うことをよく聞きますが、この放し飼いのフトアゴは、冷蔵庫を開けるとご飯と分かって駆け寄ってきたり、料理中に体をよじ登ってきたりとベタなれ中のベタなれでした。
慣れてもらうために生体を手に取って触れ合う「ハンドリング」も大切ですが、いつでも触れられる同じ空間を共有することも大切なのかもしれません。