「今日の天気は晴れのちイグアナです。」
冗談のようなタイトルだが、そんな事態が現実で実際におこっている。
この異常事態が複数報告されたのはアメリカのフロリダ州。
多くの人がTwitterで「空からイグアナが降ってきた」と投稿し、気象庁も「頭上に落ちてくるイグアナに気をつけて」と注意を促した。
それもそのはず。
報告された種類のイグアナは全長1.5m、体重9kgにもなる大型で、高いところから頭上に落ちるとただではすまないだろう。
変温動物であるイグアナは7℃以下になると、休眠状態に入り、全く動かなくなってしまう。
フロリダ州に生息するイグアナの多くは、深い穴の中に潜って、厳しい寒さの冬を乗り越えるが、穴に潜るのを忘れたおっちょこちょいのイグアナが、寒さで休眠状態に入り、気から落ちているのだ。
小さい個体だとそのまま死んでしまうこともあるが、多くの個体は気温の上昇とともに休眠状態から目覚め、普段通りの生活に戻るという。