2005年に存在が発見されて以来、宝石のような美しい体色が、爬虫類コレクターに注目され瞬く間に乱獲の餌食となったダウディンイロワケヤモリ (Gonatodes daudini )。
2017年に実施された調査では、東カリブ海からもっとも取引される爬虫類とされ、ダウディンイロワケヤモリの野生個体数は、わずか数年で5分の1にまで減少した。
絶滅の恐れがあると判断し、現在は政府と保護団体の管理下に置かれている。
そんな絶滅の危機に瀕していたダウディンイロワケヤモリの個体数に関する朗報が発表された。
2019年にダウディンイロワケヤモリが生息するユニオン島のヤモリをCITESに掲載する事に成功。
これにより世界中の当局が密猟者や国際貿易業者に対して具体的な法的措置を講じる権限が与えられました。
その効果と、懸命な保護活動の甲斐あり、2018年には約1万匹にまで減少した個体数が1万8000匹にまで増加しているとのことです。つまり、5年間で約80%もの回復に成功したということです。
様々な生き物が人間の都合で減少の一歩を辿る一方、人間の手によって回復できることの証明にもつながる明るいニュースです。
TOP Image source|https://news.mongabay.com/