今回はヒョウモントカゲモドキ(レオパ )の脱皮不全の原因、対処法、事前に脱皮不全を防ぐ用品をご紹介します。
個体によってうまく脱皮できること、うまくできない子の差が激しく、うまくできない子は飼い主さんによる手助けが必要です。
今回の記事で紹介する対処法を参考に、脱皮不全と上手く付き合っていきましょう。
レオパ の脱皮不全について
まずは脱皮不全がどうしておこるのか、起きやすい部分はどこかなど「脱皮不全」について解説していきます。
脱皮不全とは?
通常、幼いレオパ は頻繁に脱皮し、若い個体で2週間に1回程度、そこから成長するにつれて脱皮の頻度は減ってきます。
体の表面が白くなってくるのを合図に、通常3日程度で完了する脱皮ですが、4日、5日経っても古い皮が残っていることを脱皮不全と言います。
脱皮不全を放置しておくと、目が開かなくなったり、指がちぎれてしまったりと、取り返しのつかないことになりかねません。
脱皮不全がレオパ に及ぼす影響
私自身も、これまで多くのレオパ をみてきましたが、脱皮不全の多くは指とまぶた(目)で起こる印象です。
どちらも危険ですがそれぞれの症状を見ていきましょう。
瞼(目の上部分)の皮が残っている
放っておくと、結膜炎や角膜炎が起こり目が開かなくなってしまいます。
目が開かなくなってしまうと手遅れに近く、自宅での対処は難しいので、動物病院で診てもらいましょう。
指、指先に皮が残っている
こちらも早めの対処が必要です。
どうにか自力で皮を剥がそうと、口を使って頑張って剥がそうとしますが、その過程で一緒に指を噛みちぎってしまう子も少なくありません。
脱皮不全が起こる原因
脱皮不全が起こる理由は大きく分けて以下の4つです。
温度が不適切
湿度がたりない
ストレス
体を擦り付ける場所がない
それぞれの対処法を見ていきましょう。
脱皮不全を事前に防ぐ方法
湿度を調整
脱皮不全が起こる原因のNo.1は湿度不足です。
脱皮中の理想的な湿度は70%ほどですが、日本の冬の湿度は20%〜30%と低め。
ですがウェットシェルターを設置することで、シャルター内の湿度を上げることができます。
また、出来るだけ細かいミスト状の霧吹きを使ってあげることで、湿度をあげ、皮をふやかすことで脱皮しやすくなります。
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表面が凸凹しているので、体を擦り付けて脱皮がしやすく、湿度の維持にも使えるおすすめのシェルターです。
床材を変えるのも効果的
ケージ内の湿度を上げる方法として「床材」を変更することも有効です。
ソイル系(土由来)の床材を使うことで、ソイルが水分を含み、湿度の調整が可能です。
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温度を適切に保つ
温度が低くなり過ぎてしまうと、レオパ の動きが鈍くなり、脱皮が始まっても自分で剥がそうとしたり、どこかに擦り付けたりしなくなってしまいます。適切な温度を保ちましょう。
引っ掛かる場所がない
自然下では岩や木などの硬くてゴツゴツしたところに体を擦り付けて脱皮をすることがあります。
器用な子は自分の口で引っ張って綺麗に脱皮できますが、そうでない子は、ケージ内にゴツゴツした岩や大きめの石を入れてあげましょう。
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ストレスを与えない
脱皮中に急な環境の変化があったり、過度なハンドリングを行うとストレスがかかり、脱皮を途中でやめてしまうことがあります。
脱皮前、脱皮中はそっとしておきましょう。
脱皮不全が起こってしまった時の対処法
温浴×綿棒
脱皮不全が起こってしまった時は、35°程度のぬるま湯に 10分ほど入浴させ、柔らかくなった古い皮を綿棒で優しく取り除きましょう。
これまで脱皮不全の事前防止策をご紹介しましたが、ここからは脱皮不全を起こしてしまった時の対処法をご紹介します。
無理して自分で処置すると思いがけない事故につながりかねないので、ご自身の判断で無理なく対処しましょう。
しかし、目が開かない場合は、眼球の表面に皮が張り付いている可能性があるので、無理に取ろうとせず獣医さんに相談しましょう。
アリオンシェッド・ナノミスト
爬虫類用品メーカーのアリオンが開発した脱皮促進剤です。
細かいミスト状の水より細かい粒子が、真皮の奥まで届き、新陳代謝を向上させ、脱皮を促進します。
脱皮不全を起こしてからというよりも、脱皮が苦手な子が脱皮を始めるタイミングで使用することをおすすめします。
決して安くはないですが、日常的に使うことでスキンケアとしても使えるので、一度は試して欲しい商品です。
まとめ|レオパの脱皮不全は事前防止が大切
ここまでレオパの脱皮不全について紹介させていただきましたが、なってからではなく、脱皮不全を起こさないための努力をすることが大切だと思います。
脱皮が苦手な子も「個性」と捉えて、うまく付き合っていくことが大切です。
最後まで閲覧していただきありがとうございました。
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