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アオジタトカゲの飼育方法と飼育に必要な設備

アオジタトカゲは雑食性でペットとしてもよく飼育されている蜥蜴の一種です。
小型の爬虫類と比べて、ある程度の大きさになりますが、比較的温厚な性格などで、触っても起こらない個体がほとんどです。
今回はそんな魅力たっぷりのアオジタトカゲの特徴から、飼育方法まで詳しくご紹介します。

アオジタトカゲには様々な亜種が存在しますが、今回は日本でも多く流通されており、ペットショップなどでも購入が可能な二種類をご紹介します。

キタアオジタトカゲ

北アオジタトカゲは日本で最も流通しているアオジタトカゲです。
品種改良も盛んに行われており、繁殖個体が店頭に並んでいる事が多いです。
全長は50cmほどになり、ペットとして飼育するには一番最適なアオジタトカゲです。

オオアオジタトカゲ

全長50-60cmになるアオジタトカゲです。
キタアオジトカゲと比べWC個体(野生で採取された個体)が多く販売されています。
WC個体は繁殖個体に比べ、気性が荒い事が多く、なるのに時間がからるケースがあります。
購入をお考えの方は注意が必要です。

アオジタトカゲの飼育方法 / 必要な設備

威嚇するアオジタトカゲ

飼育ケージ / 水槽

体長約50cmになるアオジタトカゲは90cm×45cmのケージで生涯飼育が可能です。
もちろんもっと大きなケージで飼育しても構いません。
飼育ケージは安価な水槽などでも構いませんが、爬虫類専用の飼育ゲージをオススメします。専用ケージは前面スライドドアのものが多く、メンテナンスもしやすいですし、上部から餌を与えずに、前から給餌できるので飼い主さんに慣れてくれるまでの期間を短縮できます。

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床材

アオジタトカゲの床材には爬虫類用の砂状のものや、ヤシガラマットなどが使用されています。
個人的にはメンテナンスのしやすい砂状のものがオススメです。
排泄物の処理もしやすいですし、定期的に洗ってあげることができるので衛生的にも優れています。

・メンテナンスをしやすい
・臭いが出にくい
・生体にストレスがかからな

以上の点を踏まえ下記の床材がオススメです。

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照明

照明は、自然界で言う太陽光の役割をする紫外線ライトと、ケージ内の一部の温度を上げるバスキングライトの2つが必要です。

バスキングライト

バスキングライトはケージ内の一部を集中的に高温にするために必要です。
ライトが当たる部分に後ほど紹介するバスキングストーンなどの熱を吸収しやすいアイテムを設置して最適なバスキングスポットを作ってあげましょう。
ライトとは別にライトスタンドが必要です。

紫外線ライト(UVB)

紫外線ライトはアオジタトカゲの骨格の形成に必須のアイテムで、1日12時間程度は紫外線を浴びれる環境が理想的です。UVBライトとナチュラルライトの併用がオススメです。

温度管理

アオジタトカゲは変温動物なので自ら体温調節をすることができません。適度な温度を保って飼育してあげましょう。アオジタトカゲに最適な温度は下記の通りです。

バスキングスポット・35~38度
ケージ全体(昼)・20度〜28度
ケージ全体(夜)・15度〜20度

夏場は日本の自然環境でも十分管理可能な温度ですが、冬場は温度管理用品が必須です。
この飼育下での温度管理のために必要なアイテムをご紹介します。

上記で紹介した照明関係の飼育用品(特にバスキングライト)は自然界の太陽と同じように、決まった時間に照射し、また決まった時間ににOFFにする必要があります。
そこでかなり便利になってくるアイテムが、スマートコンセントです。
1000円台~と言うリーズナブルな価格で、決まった時間に自動的にON/OFFしてくれるだけでなく、出先でもお使いのスマートフォンからコントロールすることが出来る優れものです。

パネルヒーター

パネルヒーター は様々なメーカーからたくさんの種類が発売されており、どれにすれば良いか迷ってしまいます。
個人的には下記で紹介しているGEXのレプタイルヒートLを使っておけば間違いないと思います。
この商品の良いところはリバーシブルで裏表関係なく使えると言うところです。
レイアウトを損ねることもありませんし、コンセントに挿して、ケージ下に敷くだけなので初心者の方でも安心して使っていただける商品です。

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暖突

暖突はケージ上部に設置するタイプの保温アイテムで、今や爬虫類飼育の定番アイテムです。
爬虫類のためにずっとエアコンをつけていたら電気代がバカになりませんし、省スペースで取り付けることができます。
暖突があれば、保温球を設置する必要もなく、保温球の半分以下の電気代で効率的にケージ内を温めてくれます。 (1ヶ月の電気代=450円程度)

みどり商会 暖突 M

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アオジタトカゲの餌

アオジタトカゲは雑食性のトカゲで野菜、虫、果物となんでもよく食べてくれます。
飼い主にとって、野菜や果物を食べてくれるのは大きなメリットです。
割合的には 野菜50%虫、肉49%果物10%の割合がベストだと海外のブリーダーさんが回答しています。
小さい時は虫をメインで与えて、大きくなるにつれて野菜の割合を多くしていくと良いでしょう。
与える野菜については、以前紹介した「フトアゴヒゲトカゲの餌にオススメの野菜」で紹介しているので参考にしてみてください。

人口フード

アオジタトカゲは人口フードを食べてくれる個体は多い印象です。
小さい時から人口フードに慣らすことで、自然に食べてくれるようになるでしょう。
飼い主さんからすると、人口フードを食べる、食べないでは、大きな違いになってきます。
購入の際、定員さんに「この子は人口フードを食べますか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

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フトアゴ用の人工飼料もよく食べてくれます。

アオジタトカゲはなつくの?

ベタ慣れのアオジタトカゲ

これは爬虫類全体に言えることですが「なつく」と言うより「慣れる」と言う表現の方が正しいかと思います。
爬虫類の中にも「慣れやすい」「慣れにくい」種類が存在しますが、アオジタトカゲは慣れやすい爬虫類に分類されます。
種類や、環境によっては荒い個体も存在しますが、小さい時から適度に触れ合ってあげることで、大体の個体が慣れてくれるはずです。

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