皆さんこんにちは！IKKIです。
今回は強烈な異彩を放つドクトカゲにスポットを当ててお話ししていきます。
爬虫類飼育ベテランの方は一度は飼育してみたいと考えたことがある方も多いはずです。
ちなみに僕もそのうちの一人です。
そんな毒トカゲですが、実際に飼育することは可能なのか、また飼育するにはどうすれば良いかなど詳しくお話ししていきますので、是非最後までみていってください。
ドクトカゲにはアメリカドクトカゲとメキシコドクトカゲ の二種類がいます。
アメリカドクトカゲ は黒の体表にピンクやオレンジ、黄色などののいかにもな斑点が散りばめられています。
名前の通り有毒で噛みつく際に強烈な神経毒を注入し凄まじい痛みを伴います。
しかし毒が原因で人間が死に至ったケースは今のところ報告されていません。
体長と体重
アメリカドクトカゲ の体長は50~60cmほどで、体重は2キロを上回ることもある米国原産のトカゲの中では最大の種類です。
メキシコドクトカゲ は一回り大きく気性の荒い印象です。
生息地
米国南西部からメキシコ北西部にかけて広がるソノラ砂漠や、モハベ砂漠、チワワ砂漠などに生息していいます。
人間の土地開発などにより減少の一途を辿り、絶滅の危機に瀕しています。
自然下での生活
動きか非常に遅いドクトカゲは、生まれたての哺乳類や、鳥などの卵を巣穴から奪って生活します。
他のトカゲと違い一生の90％以上の時間を地下の巣穴で過ごし、地上に姿を見せるのは捕食の時と、日光浴をする時暗いです。
また、太い尾に栄養をため込む事ができるので、数ヶ月食事を取らなくても平気です。
ドクトカゲは飼育できるの？
ドクトカゲは特定動物として認定された動物で飼育には各都道府県の許可等が必要です。
条件の詳細(一例)は以下の通り。
1飼養施設の構造や規模に関する事項
●一定の基準を満たした「おり型施設」などで飼養保管する
●逸走を防止できる構造及び強度を確保する
2特定動物の飼養又は保管の方法に関する事項
●定期的な施設の点検を実施する
●第三者の接触を防止する措置をとる
●特定動物を飼養している旨の標識を掲示する
●施設の外で飼養等しない
●マイクロチップ等による個体識別措置をとる
なんだか難しそう…
しかし逆にいってしまえば許可さえとってしまえば飼育することは可能なのです。
詳しくは地方自治体などのホームページ を確認してみて下さい。
ドクトカゲの飼育方法
許可さえ取ってしまえば、飼育自体はそんなに難しくありません。
※完全な飼育方法が確立されているわけではありませんので参考までにご参照下さい。
飼育ゲージ / ケース
飼育ケージは90cmほどの通気性の良い水槽などが必要です。
許可を得る際に飼育ケースも確認されるので、頑丈で施錠できる飼育ケースが必要です。
温度
温度は25度〜30度ほどにキープしましょう。夜間はもう少し温度を下げたほうがよさそうです。
照明
日光浴に必要なバスキングライトはなくてもよさそうです。
弱めの紫外線ライトだけでも十分です。
水入れ
体が入り切る程の水入れを用意してあげましょう。
餌
基本的にはマウスを与えます。ヒナウズラや、卵類なども積極的に与えていきましょう。
販売価格 (値段)
ここで気になってくるのがズバリお値段です。
値段は販売店などによっても様々ですが25万円〜35万円ほどで取引されているようです。
ベビーサイズであれば20万円台の個体も見かけたことがありますが、まだまだ日本ではレアな種類なので即戦力のアダルトサイズともなると30万円オーバーも珍しくありません。
まとめ
というわけで今回はドクトカゲについてご紹介しました。
許可を取るのは簡単なことではありませんが、それでも飼いたい人がいるのも納得の魅力的な爬虫類です。
動きが鈍いので、ハンドリングも可能らしく、20年以上生きることから、飼育してるうちに愛着が湧くこと間違いなしです。
